ニ胡奏者　海みのりのブログ

　陶芸を趣味としてから三回目の展示発表会となりました。
意を決して告知をしましたら、とてもたくさんの方が遠くから、また
時間を作ってくれて、来て下さいました。
　何よりも嬉しいことでした。本当にありがとうございます。
これからの励みにさせて頂きたく存じます。

　



　この暑過ぎる夏に急逝してしまったMさんへの想いをデザインに
入れました。

　『満開の花が咲くこの山で飲み交そう。一杯、一杯、また一杯。
明日、君また来るのなら、琴（ニ胡）を持ってきて弾いておくれ。』

　ある日、電話の向こうから聴こえてくる毅然とした

　「ニ胡を教えて下さい」

　の声に、心が震えました。
　
　私はニ胡教室の開示をしていませんが、このブログを読んで、
来られる方はその後とても大事な人間関係を結ぶ方となります。
　
　（声、を聴くとその方がどういう人なのか、どういう意志を持っているのか
すぐ判ります。ライン、メールはあまり信用していません。そこを判って、
一生懸命電話してこられる方、これまたすぐわかります。すみませんが、
わかってしまいます。）

　それから数年間、レッスン時間に心響かせ合いながら過ごしました。

　　東北の人らしく、想いをすぐに口にせず、ひたすら、まっすぐに
　向き合っているその姿に何度心打たれて来たことか。
　　
　　百日紅の咲き誇る、駅からのまっすぐな道を炎天下、よく
　通って来られました。
　　あなたを失ってしまった私とニ胡の仲間の気持ちが癒えることは
　ありません。
　　せめて、これからもずっと心の中で一緒に弾いていて下さいね。


　


　三年かかってようやく初心者コース終了の科目が
　この急須作りです。

　　デザインはジャスミンの花です。山で撮った花を一緒に愛でる
　生徒さんがいてくれる幸せを思います。ありがとう。他のどの
　作品よりお褒め頂いた作品でした。

　
　　これからどんどん寒くなりますね。どうぞ皆様、ご自愛下さいませ。
　私は元気一杯ですが、怪我をしないよう気をつけて過ごしております。

　ではでは〜